
見聞歩レポート_『福岡市美術館』_2018年11月1日(木)

来年2019年3月21日(祝)にリニューアルオープンする福岡市美術館。
一足お先に内覧会で見聞した新設、拡充された設備を簡単にご紹介。
まずは外観。大濠公園側に向けて大きく開かれたエントランス。
今まで樹木に覆われていたスペースを開放することで、ドーンと一目で美術館とわかるようになり、大濠公園までとの距離がぐっと近づいた造りに大変身。
中に入り、まずは1Fのコレクション展示室(古美術)に入ると、山門をイメージした造りとなっている東光院仏教美術室が、厳かな空間と雰囲気を演出。左右に仁王像が配置予定との事で、さらに期待が高まります。
2F特別展示室は、展示ガラス、照明設備、天井、移動壁面が刷新、拡充された事で、多様な展示に対応出来るようになっていました。
まだ何も飾られていない真っ白状態の広い空間でしたが、個人的には、ホワイトキューブと呼ばれる空間の天井に映える黒のレールや照明ラインが、近未来的でカッコ良かったです。
遊び心満載のキッズスペースに、好奇心くすぐられるアートスタジオ。全ての所蔵品の情報がパソコンで閲覧できる便利な情報コーナー。
「市民ギャラリー」は、「ギャラリー」へと名前を変更。スペースの新設や分割により室数を増やし、より多くの方が利用出来るようになっています。
そして美術館に興味がなかった方々にも、気軽に入っていただけるようにと、閉館後も利用出来るカフェとレストラン(ホテルニューオータニ)を新設。
福岡市美術館のコンセプトの一つである『つなぐ・ひろがる』美術館として、今後もより多くの人々にとって魅力ある施設となっていくのが楽しみです。
今回、紹介しきれなかった情報は、随時更新されていく福岡市美術館のWEBサイトでチェック!!
福岡市美術館

バスキアとNYアーティストたち Roland Hagenberg 写真展

期 間:2018年9月8日(土)− 10月21日(日)
時 間:10:00 - 20:00
休館日:10月16日(火)
会 場:三菱地所アルティアム
〒810-0001 福岡市中央区天神1-7-11 イムズ8F
TEL 092-733-2050
入場料:400(300)円学生:300(200)円( )は前売料金 / チケットぴあ・10名以上の団体料金。再入場可。
高校生以下、障がい者等とその介護者1名は無料
アルティアムカード会員・三菱地所グループCARD(イムズカード)会員無料
内 容:80年代、NY。アートシーンは、カオスのパワーでみなぎっていた。そのレジェンドたちの中でも、ジャン=ミッシェル・バスキアは、今年没後30年を迎 え、作品価値と人気をますます高めている。しかし、彼のライブな生きざまを伝える資料は、ほとんど残されていなかった。本展では、ニューヨークに渡った
ローランド・ハーゲンバーグが、編集者としてともに活動したバスキアのスタジオでの制作中の自然な姿を撮ったショットをはじめ、ライブな様子をとらえた写 真を多数展示。併せて、メモやインタビューなども紹介。
■関連イベント
・オープニングレセプション《ローランド・ハーゲンバーグ来場》 (9/8)
・ローランド・ハーゲンバーグ×小柳帝 トークイベント「1980年代のニューヨーク」 (9/9)
主催:三菱地所、三菱地所アルティアム、西日本新聞社
後援:福岡市、(公財)福岡市文化芸術振興財団、在福岡米国領事館、オーストリア大使館/オーストリア文化フォーラム
企画協力:Hagenberg Studio、イデア・ケイ
Roland Hagenberg(ローランド・ハーゲンバーグ)
ライター、フォトグラファー、映像クリエイター。オーストリア生まれ。
『VOGUE』、『Architectural Digest』な
どに記事や写真を多数寄稿。80年代、多くのアーティストとコラボレートし、ニューヨークのアート界をビジュアル化する出版プロジェクトに関わる。ビデ オ・ドキュメンタリーの監督や制作にも意欲的に取り組むなどマルチメディアクリエイターである。2010年に立ち上げた、作曲家フランツ・リストの生誕地 オーストリアのライディングにマイクロハウスを建築する「raiding project」では、オーストリア政府観光局より最優勝革新賞を受賞。最近は「ジャン=ミッシェル・バスキア:ローランド・ハーゲンバーグによる写真展」をはじめ、バスキア回顧展で、ハーゲンバーグが撮影したバスキアのポートレートが展覧会のメインビジュアルやカタログの表紙などに使用されている。
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